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【不器用の私が30日間淹れ続けた】エアロプレスの美味しい淹れ方&レシピ集

 

「エアロプレス」は簡単に本格的な味わいのコーヒーが淹れられる抽出器具です。今回は、コーヒー好きだけど不器用な私が30日間使い続けたエアロプレスについてご紹介します。

エアロプレスはこんな人におすすめ!

・屋外で美味しいコーヒーを飲みたいけれど、持ち物が多くなるのは避けたい…
・ドリップコーヒーで淹れたいけれど、毎回安定せず結局コーヒーメーカー頼み…
・コーヒー好きだけど、いろんな器具を何から集めていいか情報が多くて…

上記のようにもっとコーヒーを楽しみたいけれど、「美味しいコーヒー=ハードル高い、準備が大変・・・」と躊躇しているコーヒー好きさんが多いのではないでしょうか?

私もコーヒーが大好きなのですが、何十回淹れてもドリップコーヒーで淹れる度に味が安定しません。(それが面白さでもあるのですが…)そんな私がエアロプレスを知り、とにかく30日間淹れ続けました。

今回は、初心者さんに向けて、エアロプレスを30日体験する中で学んだ知識と、淹れ方のポイント3点、アレンジをご紹介します。この記事を読んでいただければ、スキル不要の本格派コーヒー「エアロプレスの方法と楽しみ方」がわかります。

“気軽に”美味しいコーヒーを飲みたい方、ぜひ最後までお読み下さいませ。

エアロプレスとは?

エアロプレスは、簡単に言うと、空気の圧力でコーヒーを抽出するコーヒー器具です。コーヒーの粉をお湯になじませた後、人の力で圧力をかけて抽出してできあがりです。お湯ができていれば、わずか3~5分で、誰でも本格的なコーヒーを楽しむことができると、コーヒー好きにジワジワと人気が出ています。ちなみに私は「エアロプレス」という単語自体、1年前まで聴いたことがありませんでした。

フリスビー世界1の会社が開発?開発秘話

エアロプレスは、世界で最も遠くまで飛ぶフリスビー「エアロビー」の会社が開発しました。普段からペーパードリップでコーヒーを淹れるものの、どうしてもうまくできずに水っぽいコーヒーになってしまうことに悩んでいたことを聞いた開発者のアドラー氏が、その悩みを解決することを決意!ついに約79度で淹れたコーヒーが最もおいしいということを突き止めました。

適正の温度が保つように、何とかして密閉された容器にコーヒー豆を入れて、圧力を加えてコーヒーを抽出する時間を短くしなければならないと考え、たどり着いた商品が「エアロプレス」です。

エアロプレスの4つのメリット

① 持ち運びしやすい
(身軽、軽量、気軽に外へ)
② 後片付けが楽 
(粉はポンと固まりを捨てて注ぐのみ)
③ 抽出時間が短い
(適正温度のお湯があれば3分以内)
④ スキルいらず 
(手順通りで、誰でも美味しく抽出)

 

“本格的〇〇”と聞くと、最初の一歩ができにくい方も多いのではないでしょうか?-初心者には難しそう、用意が大変そう、後片付けめんどうくさそう、保管場所を取りそう…など。通常はどうしても「億劫」というデメリットがつきまといますが、エアロプレスなら、“本格的”についてきそうなマイナス要因がすべて解消されます。

初心者でも屋外で美味しいコーヒーが作れ、しかも持ち運びも楽という手軽さが最大のメリットです。

エアロプレスの淹れ方


エアロプレスの淹れ方は2種類あります。初期からの「スタンダード式」と現在主流になりつつある「インバート式」です。今回は、初心者さんにおすすめの「インバート式」をご紹介します。 ※インバート =逆さま、という意味です。

初心者さんに「インバート式」がおすすめな理由は・・・
・誰でも簡単に淹れられる再現性が高い方式
しっかりとした濃度のコーヒーが味わえる
酸味やフレーバーを鮮やかに味わえる(コーヒー豆の味をストレートに感じられる)から

ようするに「何回やってもブレない、失敗しない」方法ということです!


手順は下記の①-⑨
(繰り返し3回程度淹れると3分程で抽出可能に!)

キャップにペーパーフィルターをセット
②キャップとフィルターを濡らす
お湯を注ぐことでフィルターをキャップに付着させ抽出器具を温る

③エアロプレスを組み立てる


粉を筒に入れる

 ※粉は筒の口が大きい方(Aの文字の方に粉を淹れると覚える)
お湯を半分まで注ぎ、パドルで8-10回混ぜ30秒放置

残りのお湯を筒の中に注ぎパドルで8-10回混ぜ30秒放置
キャップを取り付ける(溝にしっかりとロックするように)

⑧圧力をかけ始めて30秒間でプレス
⑨シューという音がしてきたら抽出終了

簡単に言うと、粉を入れてお湯を注ぎ、混ぜて30秒待ち、もう1回注いで30秒待って、プレスして出来上がりです。


美味しいコーヒーを淹れるための3つのポイント

文字で書くと大変そうですが、3回ほどで自然に覚えてしまうほどエアロプレスの手順は簡単です。そんな簡単なプロセスの中での美味しく淹れる“コツ”を3つご紹介します。

①パドル(かきまぜ棒)でお湯を入れる毎に10回程度、時間をかけずに、でも優しくまぜる
まず、お湯を1回で全て入れないことが大切です。これはドリップコーヒーと同じです。ポイントは、【優しくかきまぜること】。強く混ぜすぎると、渋さが残ったコーヒーになってしまいます。

②かき混ぜてから、毎回30秒程度は程待つ

この「蒸らす」時間を忘れがちです。この時間があることで、コーヒー豆が開き、香ばしさ(うまみ)が引き立ちます。後で追記しますが、「苦みのあるコーヒー」が好きな方は、蒸らし時間(抽出時間)を45秒程!

③プレスにかける時間は約30秒、一定の速度で(長すぎても、短すぎても×)
プレス時間が早すぎと・・・酸味がきついコーヒーに
プレス時間が長すぎると・・・雑味が出やすいコーヒーに

★エアロプレスに適したお湯の温度
ケトルなどで沸騰したお湯をすぐに使うのはNGとされます。苦みや渋みが出すぎたコーヒーになりがちです。エアロプレスに最適な温度として推奨されているのが80度です。

どのくらいで80度になる?

計ってみた結果、ケトルで沸騰後810分程度(ケトルの蓋をあけておくと6.7分で)で80度になりました。温度計がなくても、ケトルでお湯を沸かして、蓋を取り10分弱(平均6-8分)待ったお湯が適正温度です。

「ドリップ」「フレンチプレス」の違い

皆さんがよく飲まれる「ドリップコーヒー」や、同じプレス式でお馴染みの「フレンチプレス」との違いをご説明します。

【ドリップコーヒーとの違い】エアロプレスの方がえぐみは出にくく、酸味と苦みを感じることができます。また、ドリップコーヒーよりすっきりとした味わいに仕上がります。圧倒的な違いは、スキルや経験値がなくても、安定したコーヒーが淹れられることです。

【フレンチプレスとの違い】エアロプレスの方がより重厚感のある舌触りになります。ペーパーフィルターより、ライトな飲み心地です。コーヒーのオイル量(香味成分)を味わいたいなら、フレンチプレスがおすすめです。

エアロプレスは、単純に言うと、ドリップコーヒーと、フレンチプレスの中間です。ドリップよりスッキリとしているのに、フレーバー感のあるコーヒーに仕上げることができます。

エアロプレスの美味しいレシピ2選

30日間エアロプレスでコーヒーを淹れ続けた私が、美味しい!と感じたレシピを2つご紹介します。


【アイスコーヒー】
エアロプレスでアイスコーヒーを作るときのポイントは急冷です。

<基本レシピからの変更点>
■お湯は150㏄(基本は200㏄満タン)
※豆を入れた状態で目盛り0,5、お湯を入れて目盛り1になる程度
■蒸らし時間1分間(基本30秒程度)
■プレス時間20秒程度 (基本30秒程度)

<繰り返した結果の、ちょっとポイント>
①アイスコーヒーの場合は、付属スプーン1杯半程の粉の方が、すっきりとした中にもコーヒーの苦みを感じるように。※通常ホットの場合は1杯程度
②この分量に対して氷5個程度

ドリップで淹れた「温かい」コーヒーを冷やす方法と違って、よりジューシーで飲みやすいアイスコーヒーとなります。個人的に喉が渇いた時にアイスコーヒーを飲みたいときは、エアロプレスがオススメです。

【カフェオレ】
お好きなミルクを注いだグラスに、エアロプレスで抽出したコーヒーを注いで簡単に本格的なカフェオレ!

<基本レシピからの変更点>
■お湯は60㏄(基本は200㏄満タン)
■蒸らし時間1分-130秒程(基本30秒程度)
■プレス時間20秒程 (基本30秒程度)

<繰り返した結果の、ちょっとポイント>
①エスプレッソ風にするなら60㏄が目安 ※豆を入れた分量から1目盛り上まで
②お湯が少ないからと言ってプレスを急ぎすぎないこと ※早くプレスする程、豆がプレスされる前に出てしまい薄めのコーヒーに
③プレス前に優しく、でもしっかりと混ぜること※濃いコーヒーを出す為に、豆の旨味をしっかり出す

エスプレッソ風と濃厚バニラアイスとの組み合わせは、エスプレッソが苦手な方にもおすすめ◎です。


エアロプレスは初心者が続けやすくて、いろいろなアレンジが楽しい、コスパの良いコーヒー抽出器具です。コーヒー豆の種類や挽き目、焙煎度をお好みで変えるだけでまた違った味わいが楽しめますよ。お家コーヒーをいつでも手軽に、美味しく楽しむ選択肢に、エアロプレスをぜひおすすめします。

 

持ち運び楽、洗浄簡単、割れる心配不要、アウトドア◎

 



AeroPress Go 
¥8,580 

< AeroPress >
コーヒーメーカー /フィルター350枚付





  

この記事を書いた人
Akiko Sakurai

17年間のホテル業界での経験を得て、アパレル業界に。幼い頃からファッションが大好きで、多くのショップ巡りやファッションアカウント巡りが趣味。常にファッションのトレンドや知識を得るため四六時中、歩いたりサイトを巡ったり、購入したりの日々です。得意の英語を生かした海外のトレンドも発信していきます。

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